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インフラ入門 約4分で読めます

【初心者向け】CDNとは?Webサイトを高速化する仕組みをわかりやすく解説

「CDNって何?」「Webサイトが速くなる仕組みって?」

Webサイトやアプリを運営していると、「CDN」という言葉を耳にすることがあります。

CDNは、Webサイトを高速化し、安定させるための技術。NetflixやAmazonなど、大規模なWebサービスには欠かせない存在です。

この記事では、CDNとは何か、どんな仕組みで高速化するのかを、初心者の方にもわかりやすく解説します。

CDNとは?

CDN(Content Delivery Network)は、コンテンツを効率的に配信するためのネットワークです。

日本語では「コンテンツ配信ネットワーク」と呼ばれます。

「コンビニ」で考えてみよう

CDNを理解するために、コンビニを想像してみてください。

もし日本中にコンビニが1店舗しかなかったら、どうなるでしょう?

  • 遠くの人は買い物に時間がかかる
  • 1店舗に人が殺到して混雑する
  • その店が閉まったら誰も買えない

でも実際は、全国にコンビニがあるので、どこにいてもすぐに買い物できますよね。

CDNも同じ発想です。

  • 世界中にサーバーを配置(コンビニを全国展開)
  • ユーザーに近いサーバーからコンテンツを配信
  • 1つのサーバーに負荷が集中しない

CDNがない場合の問題

CDNを使わない場合、どんな問題が起きるでしょうか?

問題1:表示が遅い

サーバーがアメリカにあるWebサイトに、日本からアクセスする場合を考えましょう。

データは太平洋を越えて往復するため、物理的な距離による遅延が発生します。

問題2:サーバーに負荷が集中

人気のWebサイトには、世界中からアクセスが集中します。

1台のサーバーで捌こうとすると、サーバーがパンクしてしまいます。

問題3:障害に弱い

サーバーが1箇所にしかないと、そのサーバーが落ちたら全世界でサービス停止になります。

CDNの仕組み

CDNはこれらの問題を解決します。

エッジサーバーの配置

CDNは、世界中に「エッジサーバー」を配置しています。

エッジサーバーは、オリジナルのサーバー(オリジンサーバー)のコンテンツをコピー(キャッシュ)して持っています。

配信の流れ

  1. ユーザーがWebサイトにアクセス
  2. CDNが最も近いエッジサーバーを選択
  3. エッジサーバーにキャッシュがあれば、そこから配信
  4. キャッシュがなければ、オリジンサーバーから取得

日本のユーザーには日本のエッジサーバー、アメリカのユーザーにはアメリカのエッジサーバーから配信されるので、表示が速くなります

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CDNのメリット

メリット 説明
表示速度の向上 ユーザーに近いサーバーから配信
サーバー負荷の軽減 エッジサーバーが分散して処理
可用性の向上 1台が落ちても他がカバー
DDoS対策 大量アクセスを分散して防御
コスト削減 オリジンサーバーの負荷が減る

代表的なCDNサービス

サービス名 提供企業 特徴
Amazon CloudFront AWS AWSとの連携が強力
Cloudflare Cloudflare 無料プランあり、セキュリティ機能充実
Akamai Akamai 世界最大級、大企業向け
Azure CDN Microsoft Azureとの連携が強力
Cloud CDN Google GCPとの連携が強力
Fastly Fastly リアルタイム性が高い

個人や小規模サイトならCloudflareがおすすめ。無料プランでも十分な機能があります。

CDNが効果的なコンテンツ

CDNは、特に以下のコンテンツで効果を発揮します。

  • 画像:サイズが大きく、変更頻度が低い
  • 動画:大容量データの配信
  • CSS/JavaScript:静的ファイル
  • ダウンロードファイル:ソフトウェアなど

逆に、頻繁に変わるコンテンツ(リアルタイムデータなど)はCDNに向いていないこともあります。

CDNの注意点

キャッシュの更新

CDNはコンテンツをキャッシュするため、更新が反映されるまでにタイムラグが生じることがあります。

コンテンツを更新したら、キャッシュをクリア(パージ)する必要がある場合も。

コスト

CDNは基本的に転送量に応じた課金です。

大量のトラフィックがあるサイトでは、コストをしっかり見積もる必要があります。

まとめ

この記事のポイントを整理します。

項目 内容
CDNとは コンテンツを効率的に配信するネットワーク
仕組み 世界中のエッジサーバーからユーザーに近い場所で配信
メリット 高速化、負荷分散、可用性向上、セキュリティ
代表的なサービス CloudFront、Cloudflare、Akamaiなど
効果的なコンテンツ 画像、動画、CSS/JS、ダウンロードファイル

CDNは、現代のWebサービスには欠かせないインフラ技術です。

仕組みを理解しておくと、Webパフォーマンスの改善やインフラ設計に役立ちますよ!

SKサービスでは、CDNを含むインフラ構築案件もあります。「Webパフォーマンスに興味がある」「インフラエンジニアを目指したい」という方、未経験からでも着実にスキルを身につけていけます。まずはお気軽にご相談ください!

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