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インフラ入門 約5分で読めます

Windows Serverとは?Linuxとの違いも解説

「サーバーってLinuxばかりじゃないの?」「Windows Serverって何に使うの?」

インフラエンジニアというとLinuxのイメージが強いですが、企業のIT環境ではWindows Serverも広く使われています。特にMicrosoft製品との連携が必要な環境では、Windows Serverが選ばれることが多いです。

この記事では、Windows Serverとは何か、Linuxとの違いについて解説します。

Windows Serverとは?

企業向けのWindowsサーバーOS

Windows Serverは、Microsoftが提供するサーバー向けのオペレーティングシステム(OS)です。

普段使っているWindows 10やWindows 11は個人・クライアント向けですが、Windows Serverはサーバーとして動作することに特化しています。

Windows Serverでできること

  • Active Directoryによるユーザー管理
  • ファイルサーバー
  • Webサーバー(IIS)
  • データベースサーバー(SQL Server)
  • リモートデスクトップサービス
  • Hyper-Vによる仮想化

主なバージョン

バージョン リリース年 備考
Windows Server 2016 2016年 まだ使われているところも
Windows Server 2019 2018年 現在広く使用中
Windows Server 2022 2021年 長期サポート版
Windows Server 2025 2025年 最新の長期サポート版

Windows ServerとLinuxの違い

サーバーOSの選択肢として、Windows ServerとLinuxが比較されることが多いです。

基本的な違い

項目 Windows Server Linux
開発元 Microsoft オープンソースコミュニティ
ライセンス 有料(ライセンス購入) 基本無料
操作方法 GUIが中心 CLIが中心
シェア 企業内サーバーに多い Webサーバーに多い

GUIとCLI

最も大きな違いの1つが操作方法です。

  • Windows Server:デスクトップ画面があり、マウスで操作できる(GUI)
  • Linux:基本的にコマンドラインで操作(CLI)

ただし、Windows ServerもPowerShellでコマンド操作ができますし、LinuxもGUIを入れることは可能です。

得意分野の違い

用途 Windows Serverが得意 Linuxが得意
Active Directory
.NETアプリケーション
SQL Server
Webサーバー(Apache/Nginx)
コンテナ/クラウド
コスト △(有料) ◎(無料)

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Windows Serverが選ばれる場面

Active Directoryを使う場合

企業内のユーザー管理にActive Directoryを使う場合、Windows Serverが必須です。

Microsoft製品との連携

Microsoft 365、Exchange Server、SharePointなど、Microsoft製品を使う環境ではWindows Serverとの相性が良いです。

.NETアプリケーションの実行

.NET Frameworkで開発されたアプリケーションは、Windows Serverで動かすのが一般的です(.NET Coreは Linux でも動作)。

GUIでの管理を好む場合

コマンドラインに慣れていない管理者でも、GUIで操作できるのはメリットです。

Windows Serverの基本操作

Windows Serverでよく使う管理ツールを紹介します。

サーバーマネージャー

Windows Serverの統合管理ツール。役割(機能)の追加や、サーバーの状態確認ができます。

PowerShell

Windows版のコマンドライン環境。スクリプトによる自動化も可能です。

# サービスの状態確認
Get-Service

# サービスの再起動
Restart-Service -Name "サービス名"

# イベントログの確認
Get-EventLog -LogName System -Newest 10

リモートデスクトップ

GUIで遠隔操作できる機能。ポート3389を使用します。

イベントビューアー

システムやアプリケーションのログを確認するツール。トラブルシューティングに必須です。

インフラエンジニアとWindows Server

インフラエンジニアとして、Windows Serverのスキルは需要があります。

求められる場面

  • 企業の社内インフラ管理
  • Active Directoryの設計・運用
  • ファイルサーバーの構築
  • Microsoft製品を使う環境全般

学習のポイント

  • Active Directoryの基本概念
  • PowerShellの基本操作
  • グループポリシーの設定
  • IIS(Webサーバー)の設定
  • Hyper-V(仮想化)の基礎

まとめ

この記事のポイントを整理します。

項目 内容
Windows Serverとは Microsoftのサーバー向けOS
主な用途 Active Directory、ファイルサーバー、IIS
Linuxとの違い GUI操作、Microsoft製品との親和性、有料ライセンス
選ばれる場面 企業内IT、Microsoft環境、.NETアプリ
重要なスキル Active Directory、PowerShell

Linux全盛の時代でも、Windows Serverは企業ITにおいて重要な位置を占めています。両方のスキルを持っていれば、活躍の幅が広がりますよ!

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