「質問したいけど、何を聞けばいいかわからない」「こんなこと聞いたら怒られそう…」「先輩の時間を取るのが申し訳ない」
未経験からエンジニアになった方の多くが、「質問すること」に苦手意識を持っています。でも実は、エンジニアにとって質問力は技術力と同じくらい重要なスキルなんです。
適切に質問できるエンジニアは、問題を早く解決できるだけでなく、チームからの信頼も得やすくなります。この記事では、質問力を上げる具体的な方法を5つ紹介します。
この記事でわかること
- なぜエンジニアに質問力が必要なのか
- 良い質問と悪い質問の違い
- 質問力を上げる具体的な方法5選
- すぐに使える質問テンプレート
なぜエンジニアに「質問力」が必要なのか
エンジニアの仕事は、わからないことの連続です。新しい技術、見慣れないコード、複雑な仕様書…どんなベテランでも、すべてを知っているわけではありません。
そんな中で、わからないことを放置すると、以下のような問題が起きます。
- 解決に時間がかかり、プロジェクトが遅延する
- 間違った理解のまま進めてしまい、後で大きな手戻りが発生する
- ストレスを抱えて、モチベーションが下がる
一方、適切に質問できれば、問題を素早く解決し、正しい方向に進むことができます。質問力は、仕事の効率と品質を左右するスキルなのです。
良い質問と悪い質問の違い
質問には「良い質問」と「悪い質問」があります。その違いを見てみましょう。
悪い質問の例
- 「このエラー、どうすればいいですか?」(丸投げ)
- 「わかりません」(何がわからないか不明)
- 「動きません」(状況が伝わらない)
これらは、相手が答えるために必要な情報が不足している質問です。質問された側も、「何を答えればいいんだろう?」と困ってしまいます。
良い質問の例
- 「〇〇というエラーが出ています。△△を試しましたが解決しませんでした。他に確認すべきポイントはありますか?」
- 「仕様書のこの部分の意味がわかりません。私は〇〇と理解したのですが、合っていますか?」
- 「AとBの方法があると思うのですが、どちらが適切でしょうか?」
良い質問には、「状況」「自分で試したこと」「具体的に知りたいこと」が含まれています。相手も答えやすく、的確なアドバイスをもらえます。
質問力を上げる具体的な方法5選
方法1:質問する前に15分調べる
質問する前に、まず自分で調べる習慣をつけましょう。目安は15分程度。この時間で解決しなければ、質問に切り替えます。
調べる手順
- エラーメッセージをそのままGoogle検索する
- 公式ドキュメント(説明書)を確認する
- 過去の類似事例がないかチーム内で探す
調べた結果、解決しなくても、「〇〇を調べましたが解決しませんでした」と伝えることで、相手に「この人は努力した上で聞いている」という印象を与えられます。
ただし、調べすぎて何時間もかけるのは逆効果。「15分調べてわからなければ聞く」というルールを自分の中で決めておきましょう。
方法2:「5W1H」で質問を整理する
質問する前に、5W1Hで内容を整理すると、相手に伝わりやすくなります。
| 要素 | 質問に含める内容 |
|---|---|
| What(何を) | 何がわからないのか、何が起きているのか |
| When(いつ) | いつからその状態なのか |
| Where(どこで) | どの画面、どのファイル、どの行で |
| Why(なぜ) | なぜそうなっていると思うか(仮説) |
| How(どうやって) | どう解決しようとしたか |
すべてを含める必要はありませんが、これらを意識するだけで質問の精度が上がります。
方法3:仮説を持って質問する
「わかりません」ではなく、「自分はこう思うのですが」という仮説を添えて質問しましょう。
悪い例:「この処理、どう書けばいいですか?」
良い例:「この処理は、if文で条件分岐すればいいと思うのですが、その方向で合っていますか?」
仮説が間違っていても問題ありません。むしろ、「この人は自分で考えようとしている」という姿勢が伝わり、好印象です。仮説を持つことで、回答も具体的になります。
方法4:質問のタイミングを考える
いつ質問するかも大切なポイントです。相手が忙しそうなタイミングで声をかけると、十分な回答をもらえないこともあります。
質問しやすいタイミング
- 相手が一段落したタイミング
- ミーティングの後
- 「質問してもいいですか?」と事前に確認する
避けたいタイミング
- 相手が集中して作業中
- 会議の直前
- 退勤間際
どうしても急ぎの場合は、「今お時間いいですか?急ぎなのですが」と一言添えましょう。
方法5:質問後に「お礼」と「結果報告」をする
質問して終わり、ではなく、その後のフォローも大切です。
- お礼を伝える:「ありがとうございます、助かりました」
- 結果を報告する:「教えていただいた方法で解決しました」
- 学んだことをメモする:同じ質問を繰り返さないために
結果報告をすることで、相手も「教えてよかった」と感じます。次回以降も気持ちよく教えてもらえる関係が築けます。
すぐに使える質問テンプレート
最後に、コピペで使える質問テンプレートを紹介します。状況に合わせてアレンジして使ってください。
テンプレート1:エラーが発生したとき
【質問】〇〇というエラーが発生しています
【状況】
・〇〇の処理を実行したところ、△△というエラーが出ました
・エラーメッセージ:(ここにエラーメッセージを貼る)
【試したこと】
・〇〇を確認しましたが、問題ありませんでした
・Google検索で△△を試しましたが、解決しませんでした
【質問】
他に確認すべきポイントがあれば教えていただけますか?
テンプレート2:仕様がわからないとき
【質問】〇〇の仕様について確認させてください
【私の理解】
・〇〇という機能は、△△という動きをする
・□□の場合は、××という処理になる
【確認したいこと】
この理解で合っていますか?
もし違っていれば、正しい仕様を教えていただけますか?
テンプレート3:やり方がわからないとき
【質問】〇〇のやり方について教えてください
【背景】
・〇〇の作業を進めています
・△△の部分のやり方がわからず、困っています
【自分の考え】
・AとBの方法があると思うのですが、どちらが適切でしょうか?
・(もしくは)〇〇の方法でやろうと思っていますが、問題ないでしょうか?
【まとめ】質問力はエンジニアの必須スキル
| 方法 | ポイント |
|---|---|
| 質問前に15分調べる | 調べた上で聞くことで信頼を得る |
| 5W1Hで整理する | 相手に伝わりやすい質問になる |
| 仮説を持つ | 考える姿勢を示す |
| タイミングを考える | 相手の状況を見て質問する |
| 結果報告をする | 良い関係を築く |
質問することは、決して「できない」ことの証明ではありません。「成長しようとしている」姿勢の表れです。
最初は緊張するかもしれませんが、良い質問ができるようになれば、問題解決のスピードが上がり、周囲からの信頼も高まります。ぜひ今日から、この記事で紹介した方法を実践してみてください。
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