「ITパスポートって取った方がいいの?」「基本情報技術者試験は難しそうだけど、必要?」
未経験からエンジニアを目指す方にとって、IT系の資格を取るべきかどうかは悩むポイントですよね。ネットで調べると「資格より実務経験が大事」という意見もあれば、「取っておいた方が有利」という声もあり、どちらが正しいのかわからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ITパスポートと基本情報技術者試験について、採用側の視点と現場で働くエンジニアの視点の両方から解説します。
この記事でわかること
- ITパスポートと基本情報技術者試験の違い
- 未経験者が取るべきかどうかの判断基準
- 採用担当者は資格をどう見ているか
- 現場で本当に役立つのはどんな力か
この記事は約6分で読めます。
ITパスポートと基本情報技術者試験の違い
まずは、2つの資格の基本的な違いを押さえておきましょう。どちらも経済産業省が認定する国家資格ですが、対象者や難易度が異なります。
| 項目 | ITパスポート | 基本情報技術者 |
|---|---|---|
| 対象者 | ITを活用するすべての社会人 | エンジニアを目指す人 |
| スキルレベル | レベル1(入門) | レベル2(基礎) |
| 合格率(2024年度) | 約50% | 約40% |
| 勉強時間の目安 | 50〜100時間 | 150〜200時間 |
| 受験料 | 7,500円(税込) | 7,500円(税込) |
| 試験方式 | CBT(随時受験可能) | CBT(随時受験可能) |
ITパスポートは「ITを使う人」向け
ITパスポートは、IT技術を「活用する」側の人向けの資格です。エンジニアに限らず、営業職や事務職など、仕事でITを使うすべての人が対象となっています。
試験内容は、ストラテジ(経営戦略)、マネジメント(プロジェクト管理など)、テクノロジ(IT技術)の3分野から出題されます。IT技術だけでなく、ビジネスの基礎知識も問われるのが特徴です。
基本情報技術者は「ITを作る人」向け
基本情報技術者試験は、「エンジニアの登竜門」と呼ばれる資格です。システムの設計・開発・運用に携わる人を対象としており、ITパスポートより専門的な内容が出題されます。
特に科目B(旧午後試験)では、アルゴリズム(処理の手順)やプログラミング的な思考力が問われます。ITパスポートが「知識」中心なのに対し、基本情報は「技術」も求められるのが大きな違いです。
【結論】未経験者は取るべき?現場目線での回答
結論から言うと、「必須ではないが、あると有利になる場面はある」というのが現場目線での回答です。
ただし、資格を持っているだけで採用が決まるわけではありませんし、資格がなくても活躍しているエンジニアはたくさんいます。大切なのは、資格を取る目的を明確にすることです。
資格が役立つケース
- 「やる気」をアピールしたい場合:未経験からの転職では、資格は「IT業界で働く意欲」の証明になります。特に履歴書の資格欄が空白だと、本気度を疑われることもあります
- IT知識ゼロからスタートする場合:勉強を通じてITの基礎用語を覚えられるため、入社後のキャッチアップがスムーズになります
- 資格手当がある会社を狙う場合:会社によっては、資格取得で月5,000円〜2万円程度の手当がつくこともあります
資格より優先すべきケース
- すでにポートフォリオ(作品)がある場合:自分で作ったアプリやWebサイトがあれば、それが最強の「実力証明」になります
- とにかく早く転職したい場合:資格の勉強に時間をかけるより、実務経験を積み始めた方が、長期的にはキャリアアップにつながります
採用担当者は資格をどう見ているか
実際の採用現場では、ITパスポートや基本情報技術者をどのように評価しているのでしょうか。SKサービスの採用担当の視点をお伝えします。
ITパスポートの評価
正直なところ、ITパスポートは「あればプラス、なくてもマイナスにはならない」というレベルです。エンジニアを目指すなら、ITパスポートだけでは「差別化」にはなりにくいのが現実です。
ただし、完全未経験で「IT業界に興味がある」という熱意を示す材料としては有効です。特に異業種からの転職で、「ITについて勉強を始めています」というアピールになります。
基本情報技術者の評価
基本情報技術者は、「しっかり勉強したんだな」という印象を与えます。合格率が約40%で、それなりの勉強時間が必要な試験なので、努力の証明として評価されます。
特に現場配属の際、お客様企業から「基本情報を持っている人を」と指定されるケースもあります。資格があることで、配属先の選択肢が広がる可能性があります。
資格以上に見ているポイント
とはいえ、採用で最も重視しているのは資格ではありません。SKサービスでは、以下のポイントを大切にしています。
- 学ぶ姿勢:新しいことを積極的に学ぼうとする意欲があるか
- コミュニケーション力:チームで働くうえで、周囲と円滑にやり取りできるか
- 素直さ:わからないことを「わからない」と言えるか、アドバイスを受け入れられるか
資格はあくまで「プラスアルファ」。人柄や姿勢が一番大切だと考えています。
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カジュアル面談を予約するどちらを先に取るべき?おすすめの順番
「両方取りたいけど、どちらから始めるべき?」という方も多いでしょう。おすすめの順番を、タイプ別に紹介します。
IT知識がほぼゼロの方
ITパスポート → 基本情報技術者の順番がおすすめです。
ITパスポートで基礎用語を覚えてから基本情報に進むことで、学習がスムーズになります。いきなり基本情報に挑戦すると、専門用語でつまずいて挫折するリスクがあります。
プログラミングを少しでも勉強したことがある方
いきなり基本情報技術者に挑戦してもOKです。
プログラミングの基礎がわかっていれば、アルゴリズムの問題にも対応しやすくなります。ITパスポートを飛ばすことで、効率よく「エンジニアとしての資格」を取得できます。
転職を急いでいる方
資格よりも先に転職活動を始めることをおすすめします。
資格の勉強に半年かけるより、早く入社して実務経験を積み始めた方が、長期的なキャリアにはプラスです。入社後に会社のサポートを受けながら資格を取得する方法もあります。
現場で本当に求められる力とは
最後に、資格よりも現場で求められる力についてお伝えします。未経験からエンジニアになった先輩たちの声をもとにまとめました。
1. 「わからない」と言える勇気
現場では、わからないことをそのままにすると、後で大きな問題になることがあります。「わからないので教えてください」と素直に言える力は、どんな資格よりも価値があります。
2. 調べて解決する力
エンジニアの仕事は、調べることの連続です。エラーが出たらまず検索する、公式ドキュメント(説明書)を読む、といった「自分で調べる習慣」が大切です。
3. チームで働く姿勢
システム開発は一人で完結する仕事ではありません。報告・連絡・相談ができること、周囲への気配りができることは、技術力と同じくらい重要です。
【まとめ】資格取得の判断基準
| 状況 | おすすめの選択 |
|---|---|
| IT知識ゼロ・時間に余裕がある | ITパスポートから始める |
| プログラミング経験少しあり | いきなり基本情報に挑戦 |
| 早く転職したい | 資格より転職活動を優先 |
| ポートフォリオがある | 資格は後回しでOK |
ITパスポートも基本情報技術者も、「持っていれば有利になることがある」資格です。ただし、資格だけで採用が決まるわけではありません。
大切なのは、学び続ける姿勢と、エンジニアとして成長したいという意欲。資格はそれを示す一つの手段に過ぎません。
SKサービスでは、資格の有無に関わらず、やる気がある方を積極的に採用しています。「資格がないから不安…」という方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの可能性を一緒に見つけましょう。
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