「どのプログラミング言語を学べば、将来有利になる?」
プログラミング言語を選ぶ際、「需要」や「将来性」は重要な判断基準です。
この記事では、2025年最新のプログラミング言語ランキングを、世界的な人気指標と日本の求人市場の両面から分析し、今学ぶべき言語を解説します。
2025年 世界の人気プログラミング言語ランキング
まずは、世界的に信頼性の高い指標「TIOBEインデックス」のランキングを見てみましょう。
TIOBEインデックスは、Google、Bing、Wikipedia、Amazon など主要な検索エンジンのデータを基に、プログラミング言語の人気度を測定しています。
TIOBEインデックス 2025年版 TOP10
| 順位 | 言語 | シェア | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Python | 約23〜27% | ↑ 大幅上昇 |
| 2位 | C++ | 約10% | → 安定 |
| 3位 | C | 約10% | ↓ やや下降 |
| 4位 | Java | 約9% | → 安定 |
| 5位 | C# | 約5% | → 安定 |
| 6位 | JavaScript | 約3% | → 安定 |
| 7位 | Go | 約2% | ↑ 上昇 |
| 8位 | Visual Basic | 約2% | → 安定 |
| 9位 | SQL | 約2% | ↓ 下降 |
| 10位 | Fortran | 約2% | ↑ 上昇 |
※2025年のTIOBEインデックスを参考に作成。数値は時期により変動します。
2025年の注目ポイント
① Pythonが圧倒的1位を独走
Pythonは2025年、TIOBEインデックス史上最高のシェアを記録しました。AI・機械学習ブームを背景に、他の言語を大きく引き離しています。
② C++がCを逆転
長年3位だったC++が、2025年にCを抜いて2位に浮上。組み込みシステムでC言語からC++への移行が進んでいることが要因です。
③ Goが着実に上昇
Googleが開発したGo言語は、クラウドやインフラ分野での採用が増え、安定して順位を上げています。
日本の求人市場で需要が高い言語
世界的な人気と、日本での求人需要は必ずしも一致しません。日本の転職市場のデータも見てみましょう。
日本の求人数ランキング(2025年)
| 順位 | 言語 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | Java | 大企業の業務システムで圧倒的シェア |
| 2位 | Python | AI・データ分析案件が急増 |
| 3位 | PHP | Webサイト・ECサイト開発で根強い需要 |
| 4位 | JavaScript | フロントエンド開発で必須 |
| 5位 | C# | 業務システム、ゲーム開発(Unity) |
日本ではJavaが依然として求人数トップです。銀行、保険、官公庁などの大規模システムでJavaが使われており、保守・運用の案件も多いためです。
言語別の詳細解説
1位:Python(パイソン)
| 将来性 | ★★★★★(非常に高い) |
| 学習難易度 | ★☆☆☆☆(やさしい) |
| 平均年収 | 約500〜700万円 |
需要が高い理由:
- AI・機械学習の標準言語
- データサイエンス分野で必須
- 文法がシンプルで学びやすい
- ライブラリが非常に豊富
こんな人におすすめ:
- AI・機械学習に興味がある
- データ分析の仕事をしたい
- プログラミング初心者
2位:Java(ジャバ)
| 将来性 | ★★★★☆(高い) |
| 学習難易度 | ★★★☆☆(普通) |
| 平均年収 | 約450〜650万円 |
需要が高い理由:
- 日本の求人数No.1
- 大企業の基幹システムで広く使用
- 安定した案件数
- SES企業で最も携わる機会が多い
こんな人におすすめ:
- 安定した需要を重視したい
- 大規模システム開発に興味がある
- SES企業への就職を考えている
3位:JavaScript(ジャバスクリプト)
| 将来性 | ★★★★★(非常に高い) |
| 学習難易度 | ★★☆☆☆(やや易しい) |
| 平均年収 | 約450〜650万円 |
需要が高い理由:
- Webフロントエンド開発で必須
- React、Vue.jsなど人気フレームワークが豊富
- Node.jsでサーバーサイドも可能
- スタートアップでの採用が多い
こんな人におすすめ:
- Webエンジニアを目指したい
- フロントエンド開発に興味がある
- スタートアップで働きたい
4位:Go(ゴー)
| 将来性 | ★★★★★(非常に高い) |
| 学習難易度 | ★★☆☆☆(やや易しい) |
| 平均年収 | 約550〜800万円 |
需要が高い理由:
- Googleが開発した注目の言語
- 処理速度が速い
- クラウド・インフラ分野で人気急上昇
- Docker、Kubernetesなどの基盤技術がGoで書かれている
こんな人におすすめ:
- インフラエンジニアを目指したい
- クラウド技術に興味がある
- 将来性の高い言語を学びたい
5位:TypeScript(タイプスクリプト)
| 将来性 | ★★★★★(非常に高い) |
| 学習難易度 | ★★★☆☆(普通) |
| 平均年収 | 約500〜700万円 |
需要が高い理由:
- JavaScriptに型を追加した上位互換
- 大規模開発での採用が急増
- ReactやVue.jsと組み合わせて使用
- エラーを事前に検出できる
こんな人におすすめ:
- JavaScriptを学んだ後のステップアップに
- モダンなWeb開発を学びたい
注目の成長言語
今後さらに需要が伸びると予想される言語も紹介します。
Rust(ラスト)
メモリ安全性と高速性を両立する言語。セキュリティが重視される分野で注目されています。学習難易度は高めですが、エンジニアからの評価は非常に高い言語です。
Kotlin(コトリン)
Googleが推奨するAndroidアプリ開発言語。Javaより簡潔に書けるため、新規のAndroid開発ではKotlinが選ばれることが増えています。
Swift(スウィフト)
iPhoneアプリ開発のための言語。Apple製品の市場シェアを考えると、今後も安定した需要が見込めます。
初心者が最初に学ぶべき言語は?
「結局、何から始めればいい?」という方への回答です。
| 目的 | おすすめ言語 |
|---|---|
| とにかく挫折したくない | Python |
| Web系エンジニアになりたい | JavaScript |
| 安定した求人数を重視 | Java |
| AI・データ分析をやりたい | Python |
| 高年収を目指したい | Go |
| iPhoneアプリを作りたい | Swift |
| Androidアプリを作りたい | Kotlin |
言語選びで失敗しないためのポイント
① ランキングだけで決めない
人気ランキング上位の言語が、必ずしもあなたに合っているとは限りません。「何を作りたいか」「どんな仕事がしたいか」を軸に選びましょう。
② 1つの言語を深く学ぶ
「あれもこれも」と複数の言語に手を出すより、1つの言語をしっかり習得することが大切です。基礎が身につけば、2つ目以降の言語は比較的スムーズに学べます。
③ 実際に何か作ってみる
学習教材をこなすだけでなく、実際にアプリやサービスを作ることで、実践的なスキルが身につきます。
まとめ
| 言語 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| Python | AI・データ分析で圧倒的人気 | 初心者、AI志向の人 |
| Java | 日本の求人数No.1 | 安定志向、SES志望の人 |
| JavaScript | Web開発の必須言語 | Webエンジニア志望の人 |
| Go | 高年収・将来性◎ | インフラ・クラウド志向の人 |
| TypeScript | モダンWeb開発の主流 | フロントエンド志望の人 |
プログラミング言語のトレンドは変化しますが、基礎をしっかり身につければ、どの言語でも活躍できます。
まずは自分の目的に合った言語を1つ選び、学習を始めてみましょう。
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