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プログラミング入門 約6分で読めます

【初心者向け】データベースとは?仕組みと種類を「図書館」で例えて解説!

「データベースって何?」「SQLってよく聞くけど、どういう意味?」

プログラミングを学んでいると、必ず出てくるのが「データベース」という言葉。

Webアプリ、スマホアプリ、業務システム…あらゆるシステムの裏側で、データベースが動いています。

この記事では、データベースとは何か、なぜ必要なのかを「図書館」に例えて、初心者の方にもわかりやすく解説します。

データベースとは?

データベース(Database、DBと略されることも)は、データを整理して保存し、必要な時に取り出せる仕組みです。

もっと簡単に言うと、「たくさんのデータを上手に管理する箱」です。

「図書館」で考えてみよう

図書館を想像してください。

図書館には何万冊もの本がありますが、読みたい本をすぐに見つけられますよね?

それは、本が「著者名」「ジャンル」「出版年」などで整理されているから。さらに、検索システムを使えば、一瞬で目的の本を探せます。

データベースも同じです。

  • データを整理して保存する
  • 必要なデータをすぐに取り出せる
  • 検索・追加・修正・削除が簡単にできる

Excelとの違い

「それって、Excelでもできるんじゃ?」と思うかもしれません。

確かにExcelもデータを管理できますが、データベースにはExcelにはない強みがあります。

比較項目 Excel データベース
データ量 数万行が限界 数億行でもOK
複数人での同時編集 苦手 得意
検索速度 遅くなりがち 高速
Webアプリとの連携 難しい 簡単
データの整合性 管理が大変 自動で保証

小規模なデータならExcelで十分ですが、本格的なシステムを作るならデータベースが必須です。

データベースで何ができる?

データベースを使うと、こんなことができます。

1. データの保存

ユーザー情報、商品情報、注文履歴など、アプリに必要なデータを保存できます。

2. データの検索

「東京都に住む20代のユーザー」「価格が1000円以下の商品」など、条件を指定してデータを探せます

3. データの更新・削除

ユーザーがパスワードを変更したり、商品の在庫数を減らしたり。データの書き換えも簡単です。

4. データの集計

「今月の売上合計」「商品カテゴリ別の販売数」など、集計・分析もできます。

データベースの基本構造

データベースの中身を見てみましょう。

テーブル(表)

データは「テーブル」という表形式で保存されます。Excelのシートのようなイメージです。

例えば、「ユーザーテーブル」はこんな形になります。

id name email age
1 田中太郎 tanaka@example.com 25
2 佐藤花子 sato@example.com 30
3 鈴木一郎 suzuki@example.com 22

基本用語

用語 意味 図書館で例えると
テーブル データを格納する表 本棚の1つのジャンル
カラム(列) データの種類(名前、年齢など) 「タイトル」「著者」などの項目
レコード(行) 1件のデータ 1冊の本の情報
主キー(ID) 各レコードを識別する番号 本の管理番号

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SQLとは?

データベースを操作するには、SQL(エスキューエル)という言語を使います。

SQLは「Structured Query Language」の略で、データベースに命令を出すための言語です。

SQLでできる4つの操作(CRUD)

操作 SQLコマンド 意味
Create INSERT データを追加する
Read SELECT データを取得する
Update UPDATE データを更新する
Delete DELETE データを削除する

SQLの例

-- 全ユーザーを取得
SELECT * FROM users;

-- 20歳以上のユーザーを取得
SELECT * FROM users WHERE age >= 20;

-- 新しいユーザーを追加
INSERT INTO users (name, email, age) VALUES ('山田次郎', 'yamada@example.com', 28);

-- ユーザー情報を更新
UPDATE users SET age = 26 WHERE id = 1;

-- ユーザーを削除
DELETE FROM users WHERE id = 3;

英語に近い文法なので、慣れれば直感的に理解できます。

データベースの種類

データベースにはいくつかの種類があります。

リレーショナルデータベース(RDB)

最も一般的なタイプ。表形式でデータを管理します。

代表的な製品:

  • MySQL:最も人気。無料で使える
  • PostgreSQL:高機能。大規模システム向け
  • Oracle Database:企業向け。高価だが高性能
  • SQLite:軽量。スマホアプリなどに使用

NoSQL

表形式ではない、柔軟な構造のデータベース。大量データの高速処理に向いています。

代表的な製品:

  • MongoDB:ドキュメント型。JSONライクな構造
  • Redis:超高速。キャッシュに使われる
種類 特徴 向いている用途
RDB(MySQL等) データの整合性が高い、SQLで操作 一般的なWebアプリ、業務システム
NoSQL(MongoDB等) 柔軟、高速、スケールしやすい 大量データ、リアルタイム処理

初心者は、まずMySQLから始めるのがおすすめ。最も使われており、学習資料も豊富です。

データベースの学習ステップ

データベースを学ぶおすすめの順序です。

  1. データベースの基本概念を理解する
  2. SQLの基本を学ぶ(SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE)
  3. MySQLをインストールして実際に触る
  4. テーブル設計の基礎を学ぶ
  5. プログラミング言語と連携させてみる

SQLは、プログラミング言語に比べると覚えることが少なく、習得しやすいです。基本的な操作なら1〜2週間で身につきます。

まとめ

この記事のポイントを整理します。

項目 内容
データベースとは データを整理して保存・取り出しできる仕組み
SQLとは データベースを操作するための言語
基本操作(CRUD) 作成・読取・更新・削除
代表的な製品 MySQL, PostgreSQL, MongoDB
初心者におすすめ MySQLから始める

データベースは、バックエンド開発には必須のスキルです。

「何だか難しそう…」と思うかもしれませんが、基本を押さえれば意外とシンプル。Webアプリを作る楽しさが広がりますよ!

SKサービスでは、データベースを使った開発案件も多数あります。「SQLって何?」というレベルからでも大丈夫。現場で実践しながら、着実にスキルを身につけていけます。まずはお気軽にご相談ください!

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