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マイクロサービスとは?モノリスとの違いを初心者向けに解説

「マイクロサービスって何?」「モノリスと何が違うの?」

システム設計やアーキテクチャの話で出てくるマイクロサービス。大規模なWebサービスでよく採用されている設計手法です。

この記事では、マイクロサービスとは何か、従来のモノリスとどう違うのか、どんなメリット・デメリットがあるのかを、初心者の方にもわかりやすく解説します。

マイクロサービスとは?

マイクロサービスとは、1つのアプリケーションを複数の小さなサービスに分割して構築する設計手法(アーキテクチャ)です。

それぞれのサービスは独立して動作し、API(主にHTTP/REST)を通じて連携します。

ECサイトを例に考える

ECサイトをマイクロサービスで構築する場合、以下のように機能ごとにサービスを分割します。

  • ユーザーサービス:会員登録、ログイン、プロフィール管理
  • 商品サービス:商品情報の管理、検索
  • カートサービス:ショッピングカートの管理
  • 注文サービス:注文処理、履歴管理
  • 決済サービス:支払い処理
  • 通知サービス:メール、プッシュ通知

各サービスはそれぞれ独立したデータベースを持ち、独立してデプロイできます。

モノリス(モノリシック)とは?

マイクロサービスを理解するには、まず従来のモノリス(モノリシックアーキテクチャ)を知っておく必要があります。

モノリスとは、すべての機能を1つのアプリケーションとしてまとめて構築する設計手法です。

モノリスの特徴

  • すべての機能が1つのコードベースに含まれる
  • 1つのデータベースを全機能で共有
  • デプロイはアプリケーション全体を一度に行う

多くのWebアプリケーションは、最初はモノリスとして開発されます。シンプルで開発しやすいためです。

マイクロサービスとモノリスの比較

項目 モノリス マイクロサービス
構造 1つの大きなアプリ 複数の小さなサービス
データベース 1つを共有 サービスごとに独立
デプロイ 全体を一度に サービス単位で独立
技術スタック 統一 サービスごとに選択可能
スケール 全体をスケール 必要な部分だけスケール
開発チーム 1チームで開発 サービスごとに分担可能
複雑さ シンプル 複雑(運用・監視)

マイクロサービスのメリット

1. 独立したデプロイ

各サービスを独立してデプロイできるため、1つの機能を修正してもアプリケーション全体を再デプロイする必要がありません。これにより、リリース頻度を上げやすくなります。

2. 障害の影響範囲を限定

1つのサービスに障害が発生しても、他のサービスは動き続けることができます。例えば、通知サービスがダウンしても、商品の購入自体は可能です。

3. 柔軟なスケーリング

負荷が高いサービスだけをピンポイントでスケールアウトできます。例えば、セール時に商品サービスと決済サービスだけを増強するといったことが可能です。

4. 技術選択の自由

サービスごとに最適な技術スタックを選択できます。例えば、機械学習を使うサービスはPython、リアルタイム処理はGoといった使い分けが可能です。

5. チームの独立性

サービスごとに別々のチームが開発できるため、大規模な組織での開発に適しています。各チームが自律的に意思決定し、開発を進められます。

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マイクロサービスのデメリット

マイクロサービスには多くのメリットがありますが、同時に複雑さが増すというデメリットもあります。

1. 運用の複雑さ

サービスの数が増えると、監視・ログ管理・デプロイの管理が複雑になります。適切なツールとプロセスが必要です。

2. サービス間通信のオーバーヘッド

サービス間はネットワーク経由で通信するため、レイテンシ(遅延)が発生します。また、ネットワーク障害への対策も必要です。

3. データの整合性管理

各サービスが独立したデータベースを持つため、データの整合性を保つのが難しくなります。分散トランザクションの設計が必要な場合もあります。

4. テストの複雑さ

サービス間の連携をテストする統合テストが複雑になります。ローカル環境での開発も、モノリスに比べて手間がかかります。

5. 組織・スキルの要件

マイクロサービスを適切に運用するには、DevOpsの文化や高いスキルが求められます。小規模なチームには向かない場合があります。

マイクロサービスを支える技術

マイクロサービスを実現・運用するために、以下のような技術が使われます。

カテゴリ 技術例 役割
コンテナ Docker サービスのパッケージング
オーケストレーション Kubernetes コンテナの管理・運用
API Gateway Kong、AWS API Gateway 外部リクエストの振り分け
サービスメッシュ Istio、Linkerd サービス間通信の管理
メッセージキュー RabbitMQ、Kafka 非同期通信
監視 Prometheus、Grafana メトリクス収集・可視化
ログ ELK Stack、Datadog ログの集約・分析

どちらを選ぶべきか?

モノリスとマイクロサービス、どちらを選ぶべきかは状況によって異なります

モノリスが向いているケース

  • スタートアップや新規プロジェクトの初期段階
  • チームが小規模(数人〜十数人)
  • ビジネス要件がまだ固まっていない
  • シンプルな構造で素早く開発したい

マイクロサービスが向いているケース

  • 大規模なサービスで、チームも多い
  • 機能ごとに異なるスケール要件がある
  • 頻繁なリリースが必要
  • DevOpsの文化と運用体制が整っている

多くの専門家は、「まずはモノリスで始めて、必要に応じてマイクロサービスに分割する」アプローチを推奨しています。

まとめ

この記事で解説した内容をまとめます。

項目 内容
マイクロサービスとは アプリを複数の小さなサービスに分割する設計手法
モノリスとの違い 独立したデプロイ、データベース、技術選択が可能
メリット 独立デプロイ、障害の限定、柔軟なスケール
デメリット 運用の複雑さ、通信オーバーヘッド、データ整合性
関連技術 Docker、Kubernetes、API Gateway等

マイクロサービスは強力な設計手法ですが、万能ではありません。メリット・デメリットを理解した上で、プロジェクトに適した選択をすることが大切です。

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